我が家の家づくりの経緯の記録②間取り決定まで

こんにちは。
前回、揉めに揉めた土地決定のあと、今度は間取りを決めていきました。
多分、皆さんが1番時間をかけて検討するところかと思います。
我が家もそうでした。
我が家の選んだ建築事務所では、土地を購入する場合はその土地に自分たちの希望通りの間取りが入るかどうかを土地の契約前にある程度シミュレーションをしてくれます。
我が家も分譲地を検討していた頃は、色々と細かな希望を伝えてシミュレーションをしてもらっていたのですが、今度は義両親にいただいた土地に合った間取りを作っていくことになりました。
ちなみに、我が家の土地の簡単な情報としては、
・約66坪
・東道路(道路幅約4m)
・東西に長い長方形(約11m×20m)
・南側と、西側には隣家あり。北側には旦那実家。
・東側は道路を挟んで畑なので、開けている。
【間取りに関する希望を伝える】
建築予定地が決定してから、改めて担当さんに間取りの希望を伝えました。
・玄関は広く(通り土間のようなイメージ)
・玄関収納、1階に家族全員分の服が入るウォークインクローゼット
・小上がりやスキップフロアなどで、立体感のある間取り(収納も確保)
・玄関からリビングを通ることなく使える和室が欲しい。
・駐車スペースは、2台以上(できれば駐輪スペースも)
・風通し、日当り
・旦那は自分の部屋が欲しい。
・子ども部屋は、後々仕切れるように。
・キッチンは、手元を隠したい(オープンは苦手)
・寝室は、布団なので畳で。
・固定階段で行ける小屋裏収納が欲しい。
・お風呂、洗面所は広め。
・サンルームが欲しい。
多分これくらいは言ったかな。
まあ、何とも言いたい放題ですね(笑)
でも、1番最初は、全部言った方がいいです。
素人である私たちができないと思っていても、プロが色々な案を出して実現してくれることだって多々あります。
この言いたい放題の希望から、担当さんに作っていただいた間取りを見ながら、ここから何度も改善を加えていきました。
間取りの大幅変更で、追加料金を取る業者さんもあるようですが、うちの業者さんは無料で何回も手直ししていただけました。
小屋裏収納への固定階段など、建築段階で修正されたものもいくつかあるのですが、ほぼ全ての希望を取り入れることができました。
【旦那の異常なこだわりにひく】
旦那が異常なほどまでにこだわっていたのが、「風通しのいい家にしたい」ということ。
我が家の土地は、南北ではなく、東西により風が抜けます。
その特性を活かして、東と西に大きな窓をつけておかなきゃいけない、とずっと言ってたんですが、東は玄関だし、西は隣家が迫っているし。
東側には収納があるので、あまり大きな窓をつけると服などが日焼けするし、私も建築士さんも反対でした。
北側にあるいくつかの縦すべり出し窓も最大限の幅を持たせようとするんですが、あまり窓をつけすぎると気密性が下がって家の中が寒くなると思ったので、必死で色々止めました。
せっかく高気密高断熱と謳っている家を建てても自らその機能を損なうようなことをしては意味がないじゃないですか。
それに、北側には旦那の実家があるので、「私の」プライバシーの面でも大きな窓は反対でした。
勝手口を北側につける案も浮上しましたが、同じ理由で却下しました。
他にも、縦すべり出し窓の開閉の向きであったりとか、私のみならず建築士さんの言うことまでもちっとも聞かないので、ほんとうにハラハラしました。
まだまだ長いお付き合いになるのに、仲良くいきたいんですよこっちは。
まあ、優しい建築士さんだったのでそれで大きく揉めることはなかったんですけどね。
私たち二人の意見をうまく組み合わせて最善の間取りに仕上げてくださいました。
【パッシブデザイン】
旦那が取り入れたかったのはパッシブデザインだと思われます。
※パッシブデザイン
エアコンを使わず、太陽の熱、光、風などの自然エネルギーを利用して、快適な住まいづくりをしようとする設計手法。
例えば、夏と冬の太陽の高さ、角度から軒や庇の長さを計算することで、夏は、直射日光が部屋にふりそそぐことがないので涼しく、冬は逆に太陽光を室内に取り込みぽかぽかにしてくれます。
昼間、室内が明るく照明をつけず過ごせるため、電気代の節約にもなっています。
庭木に落葉樹を植えると、夏場は太陽光を遮り、冬場は落葉するので家の中に光を取り入れることができる、といったこともパッシブデザインの1つです。
また、断熱材、窓の性能の向上による高気密、高断熱の実現により、室内の温度が一定に保たれます。
エアコンによって調節した室温も同様に保たれるので、省エネにつながります。
昨今、パッシブデザインを取り入れた住宅も多く見受けられるようになりましたよね。
これ自体は、とてもよい設計手法だと思いますので我が家にも多く取り入れています。
というか、風の向きを計算することだって、パッシブデザインの一部ですからちゃんと取り入れてるんですが、風通しに関してだけこだわりがスゴすぎたことにひいたのと、寒さやプライバシーの面で窓が多過ぎるのは嫌だ!と反論したわけです。
【三男のために間取りの変更希望を伝える】
間取りの打ち合わせ途中のこと。
三男の定期受診で、脳の成長具合から発達に関してよくない旨を言われました。
(まあ普段から見ていて、文献なども調べまくっていた私は薄々分かっていましたが。)
それまで間取りに取り入れていたスキップフロアや標準サイズのトイレなど、三男のお世話に不向きな箇所を大幅に変更することになりました。
オールバリアフリーとまではいきませんが、少しでも三男が過ごしやすい家に。
・スキップフロアの和室はやめて、フラットな和室に。
・駐車場から玄関ポーチまではスロープ
・1階のトイレは、二人で入ってもお世話しやすいように広く(自分で排泄できるかも分からないですけどね)
【気に入った画像は、とにかく印刷して持ちこむ】
これは、間取りの打ち合わせ時にも、その後の内装の打ち合わせ時にもおこなっていたことですが、ネットで気に入った画像を見つけてはとにかく全て印刷して、打ち合わせに持って行きました。
「この画像のこの部分が好き!」
とか、
「このタイルやこの壁紙をどこかに使いたい」
とか、
「(実際には無理と分かっていても)この部屋がこれくらい広かったらいいのに・・・。」
とか。
「こういうのは嫌!」
とか、そんなのまで印刷して持って行ったような記憶があります。
担当さんと、たくさんイメージを共有すること。
言葉だけでは伝わりにくいことも、こうすることでより希望に近い家にすることができると思います。
【間取りの検討に費やした期間】
建築地が決定したのが、2016年のはじめ頃。
建築確認申請を出したのが4月中旬頃と記録が残っていたので、約4か月間間取りの検討に費やしたことになります。
スケジュール帳を見てみると、2~3時間ほどの打ち合わせを15回も行っていました。
私たちも大変でしたが、担当の建築士さんも何度も何度も図面を書き直してくださり、ほんとうに感謝です。
さて、間取りの決定に4カ月かかり、時はすでに2016年の4月。
このあと、ようやく本契約や役所への申請手続き、住宅ローンの申し込みなどを経て、2016年夏ごろから工事が始まりました。
次回は、その辺りから書いていこうと思います。
参考になりましたでしょうか?
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