キッチンレイアウト別の最適な背面収納について個人的に考えてみました①Ⅰ型

こんにちは。
新築やリフォーム時に、キッチン本体のレイアウトを考える際は、調理の流れやキッチンにとれる広さ等を十分に考慮して選ぶ方が大半かと思います。
アイランドキッチンなどは、”昔からのあこがれ”で選ぶ方もいらっしゃいますよね。
しかし、案外食器棚や背面収納の配置って、
あとで余ったスペースに
とか
ここでいいや
なんて適当になってしまったり。
毎日使用する場所なので、ストレスなく使用できるかも重要です。
そこで今回は、キッチンのレイアウトを6タイプに分け、それぞれのタイプについてどのようなキッチン収納が使い勝手がいいのかを理想と現実の狭間をぐるぐる回遊しながら個人的に考えてみました。
キッチンレイアウトはこちらの6タイプ。
※今回、図をフリーハンドの手書きでいれています。
これをパソコンで作成していると一生アップできそうもなかったので…。
今回は、この中のⅠ型キッチンに合うと思われる収納について、考えました。
【Ⅰ型】
いわゆる壁付タイプで、アパートなどの賃貸物件では今でもこのタイプが多いですよね。
Ⅰ型キッチンを新築で選ぶ方は、”もともとこの配置が好き!”という方もいますが、”キッチンに十分なスペースがとれない”という場合が多いのではないでしょうか。
Ⅰ型キッチンにおいて、私が最適だと思う収納配置は、
壁面を利用した収納を家事導線を考慮して配置する
というもの。
Ⅰ型は、冷蔵庫とキッチンが一直線でコンパクトに設置できる反面、作業導線は長くなりがちです。
食器棚、家電収納棚ともに導線をなるべく短くできるような工夫が必要かなと思っています。
キッチンとおそろいで天井近くまである食器棚を検討される方も多いでしょう。
手の届かない上部は使い勝手が悪いのでダメ、と敬遠される方もいらっしゃいますが、パントリーなど別で確保できない場合は、ホットプレートなどの使用頻度の少ないものを収納すればいいのでそこまで気にする必要はないかと。
また、Ⅰ型は、キッチンが丸見えなのが難点でもあるのですがそこを逆手にとって、キッチン前の壁面に収納ラックを設置したり、フックでキッチンツールをかけたりすることで目線を外しながら収納量を確保しつつおしゃれに見せる、という楽しみ方もあります。
図にするとこんな感じでしょうか。
また、これは私たちがお願いした住宅会社の施工例で見たものなんですが、
キッチンはⅠ型壁付で、その後ろ(ダイニング側)に造作の作業台を設置する、というものでした。
全体的に北欧風のインテリアでまとめられたおうちで、作業台にはかわいらしい正方形のタイルを全面にあしらっていて、小さな娘さんとのお料理をとても楽しくしてくれそうでした。
少しスペースに余裕があるときは、このレイアウトもおすすめです。
ちなみに私の実家も、現在はこのレイアウトにしています。
実家の作業台は、既製品を購入したもの(確かディノスで)で天板は正方形のメラミン加工、下は引き出しでたっぷりの収納があるタイプでお手入れも簡単、とても使い勝手がいいようです。
造作は、予算的にちょっと…という方は既製品でもおしゃれなものがたくさんありますので、検討されてみてはいかがでしょうか。
次回は、Ⅼ型、U型キッチンの収納について考えてみたいと思います。
おそらくこのシリーズ、ずっとこの手書きフリーハンド画像が続きます。
もう少しお付き合いくださいませ。
参考になりましたでしょうか。
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